3D印刷でSCADの設計教育が進化

SCAD (Savannah College of Art and Design) は、著名な「クリエイティブ・キャリアのための大学」です。 DesignIntelligenceによって米国でもトップランクの1校とされており、そのミッションに忠実です。この大学の目標は、アカデミックな知識をデザイン技術や現実の経験と結合し、生産的で質の高いデザイナーを生み出すことです。

この専門技術の経験を与えるために、同校は、企業スポンサーシップ・プロジェクトの形で、トップクラスの企業や組織と緊密な協力関係を頻繁に構築しています。こうした連携から、学生たちは、現実世界のプロジェクトに参加する機会が得られ、現実のクライアントのために現実の問題を解決する機会が与えられます。こうしたプロジェクトの例として、建築機器(JCB)、モバイル印刷装置(ヒューレット・パッカード)、玩具(フィッシャープライス)、服飾・装飾品などの多数のプロジェクトがあります。ラピッド・プロトタイピング・ラボでの3D印刷

Savannahキャンパスで最も有名な施設の1つが、ラピッド・プロトタイピング・ラボ(Rapid Prototyping Lab)です。産業および家具設計のためのガルフストリーム・センター内にあります。この研究室には、10台を超えるStratasys 3Dプリンターが活用されています。これらの3Dプリンターには、デザイナーを未来に導く存在であることを象徴するために、Jetsonsテレビの番組に出てくる登場人物の名前がついています。

最近、ジャスティン・ホプキンス(SCADラピッド・プロトタイピング・ラボのマネージャー)と話す機会がありました。ホプキンス自身がSCADの卒業生(家具設計の学部課程を修了)であり、8年間このラボを運営しています。彼にはこのラボに対するはっきりした熱意とプライドがあります。こうした感情は、管理運営スタッフや入学希望者も同様に口にします。研究室で学生が先進的な3Dプリンターなどの装置で作業できることは、入学希望者にとって非常に魅力的であり、ラピッド・プロトタイピング・ラボはキャンパス訪問者向けの全見学コースに組み込まれています。

ホプキンスによれば、Stratasys 3Dプリンターの最大の長所と価値は、「Stratasys 3Dプリンターには、決して失望させられないこと。必ず素晴らしいサービスとサポートを受けられること。」であると言います。

下のビデオで、ラボの概要が分かり、そこで活躍しているStratasys 3D プリンターを見ることができます:

3D印刷と設計カリキュラムの統合
ホプキンスとの対話は、3D印刷と標準的な設計カリキュラムの統合に集中しました。教員の観点からと学生の観点から話が進みました。

当初は、CADソフトウェアの使用方法を教えるクラスは、コンピュータ支援設計(CAD)コースしかありませんでした。現在は、あらゆるCADクラスで、学生が設計した模型の3D印刷を取り入れています。スタジオ・コースでさえ、自分のデザインを3D印刷することを学生に義務付ける場合があります。

設計を学ぶ学生にとっての3Dプリンターのメリット
教育者の観点から見た場合、最初のメリットは主にロジスティックです。実際の装置は、従来の機械加工装置より簡単で、より安全に使用できます。さらに、プロトタイプ作成作業で無駄になる時間を削減できます。これは、学習スケジュールが10週間の学期に基づくSCADでは特に重要です。3Dプリンターを使用することで、モデリングや製造の工程が大幅に合理化されます。このため短期の課題提出期限でも間に合わせることができます。

さらに、結果がより早く得られるだけでなく、より高品質にもなります。学生のデザインは、機械加工装置の各部の操作方法に関して学生が持つ知識によって制約されません。結果として、より創造的、複雑、精確な作品が生まれます。同様により良いプレゼンテーションにも役立ちます。

最後に、SCADの教員は、可能な限り学生に現実世界への準備をさせることに重点を置いているため、学生が装置を実際に見て、直接、設計を担当する技術者と交流できることに大きな付加価値を見出しています。

学生にとって、3Dプリンター利用の最大のメリットは?
学生は、自分たちがテクノロジーの最前線で教育されていて、最先端の装置を使っていることを理解しています。授業初日から、学生たちはコンピュータで作業しており、決して理論だけに没頭してはいません。

また、学生は、3D印刷がカリキュラムへしっかり統合されていることから、創造の自由がさらに与えられていることも感じます。本当にすぐに使えます – そして、古い装置の制約は受けません。また、手先の器用さにも左右されません。さらに、学生は3D印刷なしには不可能な方法で、元のデザインを拡張・拡大することができます。学生は、自分たちのデザインが複雑すぎて製造やプロトタイプにも向かないかもと心配する必要はありません。なぜなら、ジャスティン・ホプキンス(SCADラピッド・プロトタイピング・ラボのマネージャ)が言うように「モデルができれば、モデルができれば、作れる!」からです。

プロセスはシンプルです。想像し、コンピュータにそれを移すことで、モデルを作成できます。

ラボから商品棚へ
SCADでは、学生に現実世界への準備をさせるという原理を堅持しているため、才能あるSCAD学生、卒業生、教員アーティストの作業を啓発・促進するために、製品開発ベンチャーを確立しています。特定製品を選択して、世界中の小売店で販促・販売しているのです。こうした学生プロジェクトの1つが、時計の Christy Collection です。上記のビデオで分かるように、開発で製造プロトタイプの3D印刷が実施されています。

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写真クレジット:「The Christy Collection Clock, Christy Batta for Working Class Studio.」出典:shopSCAD

3D印刷と設計カリキュラムの継続的統合
将来を見通して、3D印刷を学校のカリキュラムに統合する方法について説明するように頼むと、ホプキンスは多くの選択肢にフォーカスしました。彼は、研究室で多様な3D印刷技術が展開されることを願っています。既存のStratasys FDM 3Dプリンターに加えて、彼は既にStratasys Objet30 Pro 3Dプリンターを発注しています。これは、 PolyJet 3D 印刷技術で可能なマルチ素材への対応やデジタル・ブレンドに加えて、学生がより詳細なモデルを3D印刷可能にするためです。全体として、ホプキンスはより広範な技術と素材への対応を望んでいます。そうるすことで、学生は取り組んでいる特定の作業で、本当に3D印刷プロセスを活用しカスタマイズすることができるのです。

疑いなく、SCADで設計を学ぶ学生は、3D印刷を使って未来を設計する方法を学んでいます。その結果として、高品質のモデルだけでなく、高品質のデザイナーも生み出されます。
Stratasys は、その中で主要な役割を果たしていることを誇りにしています。

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