3Dプリントで作成したウィンドサーフィン用ボード、お好みの乗り心地にカスタマイズ

シャノン・マークスは、幼少の頃からセーリングを、そして12歳からはウィンドサーフィンを始めました。ニューヨーク州ロングアイランド育ちのシャノンは、家族と一緒にニューイングランド沿岸でセーリングします。現在はシカゴ在住ですが、セーリングとサーフィンに対する情熱、また誰でもこれらのスポーツにアクセスできるようにしたいという気持ちは、今もなお強くなっています。

2012年末に、シャロンはMADE LLCを設立しました。そのミッションは、誰もが手頃な価格でウィンドサーフィンにアクセスできるようにすること、さらにウィンドサーファーが簡単に楽しめるようにすることでした。MADE LLCは、それぞれのお客様のサイズ、スタイル、そして条件を特に考慮して製造したカスタマイズのウィンドサーフィンボードを提供しています。同社の戦略基盤となるのは、最上位機種Fortus 900mcの3Dプロダクションシステムを活用した3Dプリントです。

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各自の乗り方に応じた設計

「どのボードに乗るべきかを知るよりも、楽しむために海に出よう!」

– シャロン・マークス、MADE Boards創立者

低コストや軽量化など、3Dプリントで作成したウィンドサーフィンボードの利点は数多くありますが、最もエキサイティングなメリットは、大量生産レベルでカスタム化したボードを作成する「マスカスタマイズ」です。

現在、ウィンドサーフィンの初心者は、各自のサイズ、重量、サーフィン技術、想定される天候状況などに見合った最適のボードを選択しようとしています。MADE SmartBoards™は、様々なウィンドサーファー特有のディテールをもとにデザインされており、各自の乗り方に合わせて作られています。

カスタマイズの方法

3d printed windsurfing board

ウィンドサーファーは、Stratasys 3Dプリントで製造したボードで海に出ます。

サーファー達は、VOLUMEと呼ばれるMADEのパフォーマンス分析追跡アプリをスマートフォン(AndroidならびにiOS)にダウンロードします。スマートフォンを防水ケースに格納し、ウィンドサーフィン中も携帯します。2、3日間にわたって、このアプリはウィンドサーファーのパフォーマンスデータを収集するとともに、日付、風速とその方向、波の高さ、速度とその方向、気圧、緯度、および真水対海水比などその他のデータ詳細も相互参照します。これらの調査結果が、カスタム化したユニークなボードの正確な形状設計に反映されます。

環境にも良い影響

3Dプリントでウィンドサーフィンボードを製造することで、MADEは環境への負荷を軽減しています。 シャノンは、従来のボード製造では成形プロセス時に約60%のボードのフォームコアが廃棄されており、廃棄物の多い業界でありうると語っています。シャノンによる製造でもガラス繊維とポリスチレンが必要ですが、アディティブ・マニュファクチャリングによって、必要(もしくは不要)な材料を最小限に抑えることができます。

Stratasysを選ぶ理由

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3Dプリントで作成したカスタム設計のボードで、波をとらえる

シャノンに、StratasysFortus 900mc3Dプロダクションシステムを選択した理由を尋ねたところ、彼は技術と人の二つの要因を挙げました。

Fortus 900mcは、寸法が914 x 610 x 914 mm (36 x 24 x 36 in.)のパーツを製造します。ボードはセクション別に製造され、接合されます。大型のビルドトレイは必要なビルド回数を減らし、生産時間を低減します。長さ7、8フィードの典型的なボードは、3つのセクションに分けてそれぞれ約30時間かけて製造されます。各パーツの接合に更に1時間がかかりますが、セットアップにかかる合計時間はわずか20分です。

シャノンは、入手可能な材料はMADEのボードのデザイン、安定性、ならびに耐久性の面で不可欠な要素であると語っています。現在MAEは、生産グレードのプラスチック材料であるStratasys ABS-M30を利用しています(現状では9種類のFortusラインの材料オプションから選択)。

シャノンは当初、3Dプリンタ、3Dプロダクションシステム、材料、およびテクノロジーを見込んでStratasysを選択したのかもしれませんが、彼はStratasysチームが「素晴らしく、これは後から追加された大きなプラス要素」であると語っています。Stratasysでシニア・アプリケーション・エンジニアを務めるロブ・ウィンカーは、プロトタイプボードの製作でシャノンをサポートしました。ウィンカーはプロセス全般を視察し、今ではシャノンは、MADEチームにとってウィンカーがなくてはならない存在であるばかりか「家族の一員のような存在」だとしています。

「Stratasysのおかげで、現在まで前進することができました。Stratasysは最初のボードで内部構造を提供してくれました。私たちがエンジニアリングの落とし穴に陥った時には手助けしてくれました。そして彼らは、このプロセス全体にわたって頼りになるパートナーでした。」

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