
Stratasysの共同設立者、
会長兼最高革新責任者Scott Crump
すべてのウィンタースポーツの新記録がソチで生まれているわけではありません。タホ湖(米カリフォルニア州)で1つまた新記録が生まれました!
Stratasys共同設立者、会長兼最高革新責任者のScott Crumpが、世界初の完全に機能する3Dプリント・スキーを履いて試験滑走をしました(実際に滑走している様子は、ブログの終わりにあるビデオをご覧ください) 。 スキーを設計したStratasysシニア・アプリケーション・エンジニアのDominic Mannellaは、次のように述べています。 「Scottは、特に3Dプリントのことになると、まず自身が最初に、何でも試すことが大好きなんです。 3Dプリントしたスキー板を履いて滑った人を今まで見たことがありません。 この種の冒険は、Scottの得意分野です。 彼は以前からスリルを求めるのが好きで、 多数の快挙を成し遂げています。」
どのように、このような快挙を達成したのでしょうか?
現代のスキーには、いくつか基本要件があります。
ワックスをかけ、尖った金属エッジを配置できる底層がまず必要です。エポキシと共に異なる材料(木材、金属、プラスチックなど)を積層することで形成されます。 エポキシが硬化すると、スキー板の完成です。
リアルで機能的な3Dプリント・スキーを作成するために、3Dプリント部品と共に、業界標準のP-Texベースマテリアルと金属エッジを使用することに決めました。
過酷な屋外環境であっても多様な生産グレードの熱可塑性プラスチックを使用するために、 (FDM(熱溶解積層法))のの3Dプリンティングテクノロジーを選びました。 特に、優れた機械的強度と、温度や湿度変動に対する耐性に加えて、プロジェクトに適正なレベルの剛性が提供されるULTEMTM 9085樹脂 でスキー板を作成しました。 また、その耐化学性および耐熱性により、エポキシ樹脂のレイアッププロセスにも耐久性があります。 ウルテム樹脂で黄褐色のスキーを1組と、黒色のスキーを1組を造形しました。

デザインはSolidWorks(英語ページ)を使って行いました。 メリット:簡単にデザインし、カスタムツールを3Dプリントし、P-Texを切り込んでスキーを組み立てることができました。
Skunkworksでは試作が失敗することは一切ありませんでしたが、気に入るデザインが完成するまで、スキーのセクションの試験を何度も繰り返しました。 実際の画像はこちらをご覧ください:

最終デザインについては、Fortus 900mc Productionシステム の造形エリアに対角線上に収まってプリントできるようにスキーを先端と後方部に分割し、2つのパーツを簡単に整列できるソフト機能を追加しました。 金属のビンディング・インサートを取り付けられるように底部を設計し、金属エッジがP-Texベースと3Dプリントしたスキーの間に収まるようにエッジを退行させました。

強度を最大にしながら重量を最小限に抑えるために、半空洞の三角形で内部が充填されている構造のスキーを作成しました

ここに、スキー自体と一緒にSolidWorksで簡単にデザインすることができた、カスタムツールの例を挙げます。 この3Dプリントのテンプレートを使用して、ちょうど正しい形になるようにP-Texシートストックを切り出しました。

3Dプリンティング・テンプレート
金属エッジをP-Texの端に接着しました。(注:P-Texは薄く、ワックスを受け入れる柔軟なポリウレタン材料です)。 そして、金属エッジは薄くて柔軟な細片です。 これらの要素によりスキーが使用できるようになりますが、実質的な構造は提供されません。 強度を必要とされるスキーの本体は、3Dプリンティングで作成されました。

スキーの反りの適当な曲線および先端と後部別の形状を使用して、3Dプリントされた固定具に底部を設定しました(カスタムルールの一例)。

接着しないサーフェイスをマスキングテープで覆い、表面にエポキシ樹脂を塗布して装着しました。 次に、ビンディング・インサートを正しい位置に接着して固定具の上に部品をのせ、すべての固定具を取り付けた状態で一晩そのまま放置します。

プレスからスキーを取り出し、表面を拭き、エッジを研いでワックスをかけてから、次にビンディングと3Dプリントしたロゴを追加しました。

スキー場での滑り心地が良く、楽しく滑走できました。これは、ScottとStratasysのセールス・エグゼクティブのDarin Everett(右中央)とEric Bert(右)、そして私(左)が出席したタホ湖でのセールスミーティングの写真です。 Ericにとって2回目となるテストパイロットについて、彼は次のように述べました。「カービーング機能とスキーの反りがとても気に入りました。 最近購入した市販のスキー板より優れているとは言わないまでも、同等の機能を再現しているといえるでしょう。」

Scott Crump(会長 兼 最高技術革新責任者)、Darin Everett(Stratasys米国中南部、地域担当マネージャー)、
Eric Bert(Stratasys北米、コマーシャルセールスVP)
この3Dプリントしたスキー板により、スキーヤーが自分専用の仕様に厳密に合わせて製作されたスキーを購入できるようになり、将来的にカスタムスキー業界に大変革がもたらされる、と一部の業界関係者は述べています。
それでは、Scott がタホ湖の斜面を3Dプリントしたスキーで勢いよく滑走する様子を以下のビデオでご覧ください。
10点満点ですよ!
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