マテリアル・ライブラリ

ホロン・ファッションウィーク:3Dプリンティングの仕掛け

パリ、ニューヨーク、ミラノ、そして、イスラエルの都市ホロンにて2013年10月14日~19日第6回目となるファッションウィークが開催されました。 ホロンは、デザインおよびテクノロジーの中心地です。 建築学的に見て印象的なデザイン美術館とIsrael Center for Digital Artの建物があります。 このファッション界にとって重要な場所が、ファッションウィークのテーマ「ファッションのマテリアル」の舞台となりました。 帽子デザイナー Stephen Jones氏やBioCouture社 社長Suzanne Lee氏などのファッション界の著名人が、ファッションウィークの授賞式、講演会にも参加しました。 ホロン・ファッションウィークの幕開けは、ファッション賞授賞式です。 イスラエルのトップデザイナーに賞が授与されました。 Stratasysマーケティング担当副社長Arita Mattsoffは、最優秀アクセサリ・デザイン賞を授与しました。 これらの賞のトロフィーはすべて Stratasys Objet Connex マルチマテリアル3Dプリンタで作成されました。   Stratasysは、ホロン・ファッションウィークのマテリアル・セレブレーションでキーとなる役割を果たしました。 Stratasysは、デザイナーや参加者が展示品を閲覧でき様々なマテリアルを直接見て触ることができる『マテリアル・ライブラリ』に参加しました。 展示品の中には、MITメディアラボの Neri Oxman教授 の芸術的なデザイン作品用に作成されたマテリアルがありました。 教授は、多くのプロジェクトでStratasisの Objet Connexマルチマテリアル3Dプリンタ を使用しています。 さらに、 7月のIris van Herpen氏のパリでのファッションショーのためにReem D. Koolhaas氏がデザインした Stratasys 3Dプリンタで作成されたファッショブルなシューズ も展示されました。

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スコット・クランプによる基調講演:3Dプリント:プロトタイピングツールから将来を担う工場へ

3Dプリントの将来は無限大。唯一の制約は、あなたの想像力。 3Dプリントの幕を開け、3Dプリントがまさに製造業に及ぼしている影響について議論するため、Stratasys会長兼最高革新責任者 (Chiefe Innovation Officer) のスコット・クランプは、昨日午前、TCT Show & Personalize 2013で登壇しました。英国バーミンガムで開催される「TCT Show」は20年間の歴史を有しており、英国におけるアディティブ・マニュファクチャリングの主要展示会です。 基調講演でクランプ会長は、3Dプリントの成功は、従来型の製造手法の交換ではなく、むしろ消費者行動を変え、アイディア実現の手助けをし、製造業が提供できるものを拡大するのを実現する技術にあることを認めました。基本的にクランプ会長は、3Dプリントは、製品開発と製造業の世界に変化をもたらし、新たな機会と用途を創出していると考えています。 ここで、基調講演からの引用をいくつかご紹介します: 「製造用の3Dプリントは急成長しており、既存の製造業の変化にとって不可欠なものとなります。徐々に、従来の金型成形、機械加工、鋳造および二次加工を補完するツールとして、3Dプリントは幅広く使用されるようになります。」 「アディティブ・マニュファクチャリングを活用した製造用途は約15年かけて進化しており、新たな技術と材料と組み合わせて大幅に採用されることになるでしょう。今後5年から10年かけて急激に成長し、その時点で新しい慣行が製造業の文化に組み込まれるようになります。」 3Dプリント:大変革をもたらすもの 「3Dプリントの最大の強みは、消費者が新しいスキルを習得する必要なく、芸術品、宝石、真新しい商品や交換部品を生産するのを可能にすることです。」 「製造対象物が、装飾的または機能的、有機的または幾何学的、未加工または塗装済みであるかにかかわらず、それは本質的に最終用途部品の製造です。その意図が使用または販売であり、検証でなければ、消費者は今では製造することできるのです。このため、製造は既に自宅でも可能となっています。」 消費者のための新たなエコシステム 「消費者は市場において重要な役割を担っており、Thingiverseのようなオンラインサイト、MakerBotのデジタルコンテンツ共有サイト、そしてShapewayなどのサイトは、消費者行動を変えることに大いに貢献しています。 「消費者は、かつてないほどの数の製品やオプションから選択して自ら3Dプリントする、または他者に製造を依頼することもできます。創作者は、貴重な陳列スペースを得ようと奮闘したり、製造を開始するための資金調達などを行ったりする必要がなくなり、こうした時間を変換に充てることができます。」 将来を作る 「消費者市場が拡大する一方で、工業生産市場はさらに大きく拡大します。この市場は、3Dプリントで製造に使用する金型を作成する拡張製造と、3Dプリントで最終用途製品や部品を作成する代替製造の2つに区分されます。」 「拡張製造は魅力的でないため、主要メディアでこれに関する記事を目にすることはあまりありません。これには、3Dプリントのジェット機エンジン部品のような「驚嘆」させるような記事要素がありません。私は、治具、取付具、オーガナイザー、遮蔽板、ガイドやテンプレートなど、皆様の製造現場で散見される製造補助装置についてお話しています。 「3Dプリンタを使用すれば、これらの低リスクで潜在的対価が大きい商品を今すぐ作成し、明日から使用することができます。これは、生産技師が直接行うことができます。取付具や5Sオーガナイザーの機械加工の利用について考え、簡単でシンプル、高速で効率的な3Dプリントと比較してみてください。これが、納得の理由です。」 「一部の企業では拡張製造の使用から開始していますが、BMWなどの企業では、10年間に渡ってそのメリットは認識されています。 従来型の製造では実現できないものを提供する 「3Dプリントは、幅広い業界における代替製造の現実的な代替手段と考えられていますが、従来の手法がもはや実用的ではなく、3Dプリントがより効率的な用途において、その成長が見込まれています。携帯電話カバーは、3Dプリントで実現できることの最適な事例であり、また金型、射出成形作業、組立工程、そして部品の在庫管理に伴うすべての諸経費を排除することによって得られる価値をよく示しています。」 「3Dプリントで実現できることがニーズと適合した場合、あるいは従来型の製造が実現できない場合に、その機会は現実のものとなります。」 将来のための教育 「3Dプリントの成長要因の1つとして教育が益々重要になっていますが、これには主に2つの優位性があります。第1に、3Dプリントに触れる機会を得た全学生が、3Dプリントを利用できるという期待感を持ち、設計および製造において何を実現できるかを理解したうえで労働力として参加することが挙げられます。 第2に、科学とエンジニアリングのコース専攻と就職について考えるきっかけを子供たちに与えます。」 「3Dプリントは製造業にさまざまな魅力的な光を投じ、学生が真剣にキャリアを考える際に、製造業に対する乱雑で反復的な作業という烙印を払拭するための一助となります。おそらくその答えは、かつてあった職業訓練授業を、3Dプリントに焦点をあてた形で復活させることです。」 隠れた産業革命 「3Dプリントは私たちの周辺の至るところで成長しており、私たちの目に入らないところで進化や革新が起こっている、隠れた産業革命となっている可能性があります。良質なアプリケーションはおそらくあまりに平凡なことであるため、企業によっては、競争優位性を保つために公の注目を集めることを避けている可能性があります。 「ですから、懐疑的な方、洞察力のある方、あるいはその中間にいる方全てに対し、まだ行動に起こす準備が整っていないのであれば、最低でも3Dプリントを導入した形で将来の企画や戦略を構築することを私は強くお勧めします。なぜなら、3Dプリントの将来は無限だからです。唯一の制約はあなたの想像力、つまりこの部屋にいる私たち全ての想像力です。」

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3Dプリントで作成したウィンドサーフィン用ボード、お好みの乗り心地にカスタマイズ

シャノン・マークスは、幼少の頃からセーリングを、そして12歳からはウィンドサーフィンを始めました。ニューヨーク州ロングアイランド育ちのシャノンは、家族と一緒にニューイングランド沿岸でセーリングします。現在はシカゴ在住ですが、セーリングとサーフィンに対する情熱、また誰でもこれらのスポーツにアクセスできるようにしたいという気持ちは、今もなお強くなっています。 2012年末に、シャロンはMADE LLCを設立しました。そのミッションは、誰もが手頃な価格でウィンドサーフィンにアクセスできるようにすること、さらにウィンドサーファーが簡単に楽しめるようにすることでした。MADE LLCは、それぞれのお客様のサイズ、スタイル、そして条件を特に考慮して製造したカスタマイズのウィンドサーフィンボードを提供しています。同社の戦略基盤となるのは、最上位機種Fortus 900mcの3Dプロダクションシステムを活用した3Dプリントです。 各自の乗り方に応じた設計 「どのボードに乗るべきかを知るよりも、楽しむために海に出よう!」 – シャロン・マークス、MADE Boards創立者 低コストや軽量化など、3Dプリントで作成したウィンドサーフィンボードの利点は数多くありますが、最もエキサイティングなメリットは、大量生産レベルでカスタム化したボードを作成する「マスカスタマイズ」です。 現在、ウィンドサーフィンの初心者は、各自のサイズ、重量、サーフィン技術、想定される天候状況などに見合った最適のボードを選択しようとしています。MADE SmartBoards™は、様々なウィンドサーファー特有のディテールをもとにデザインされており、各自の乗り方に合わせて作られています。 カスタマイズの方法 サーファー達は、VOLUMEと呼ばれるMADEのパフォーマンス分析追跡アプリをスマートフォン(AndroidならびにiOS)にダウンロードします。スマートフォンを防水ケースに格納し、ウィンドサーフィン中も携帯します。2、3日間にわたって、このアプリはウィンドサーファーのパフォーマンスデータを収集するとともに、日付、風速とその方向、波の高さ、速度とその方向、気圧、緯度、および真水対海水比などその他のデータ詳細も相互参照します。これらの調査結果が、カスタム化したユニークなボードの正確な形状設計に反映されます。 環境にも良い影響 3Dプリントでウィンドサーフィンボードを製造することで、MADEは環境への負荷を軽減しています。 シャノンは、従来のボード製造では成形プロセス時に約60%のボードのフォームコアが廃棄されており、廃棄物の多い業界でありうると語っています。シャノンによる製造でもガラス繊維とポリスチレンが必要ですが、アディティブ・マニュファクチャリングによって、必要(もしくは不要)な材料を最小限に抑えることができます。 Stratasysを選ぶ理由 シャノンに、StratasysとFortus 900mc3Dプロダクションシステムを選択した理由を尋ねたところ、彼は技術と人の二つの要因を挙げました。 Fortus 900mcは、寸法が914 x 610 x 914 mm (36 x 24 x 36 in.)のパーツを製造します。ボードはセクション別に製造され、接合されます。大型のビルドトレイは必要なビルド回数を減らし、生産時間を低減します。長さ7、8フィードの典型的なボードは、3つのセクションに分けてそれぞれ約30時間かけて製造されます。各パーツの接合に更に1時間がかかりますが、セットアップにかかる合計時間はわずか20分です。 シャノンは、入手可能な材料はMADEのボードのデザイン、安定性、ならびに耐久性の面で不可欠な要素であると語っています。現在MAEは、生産グレードのプラスチック材料であるStratasys ABS-M30を利用しています(現状では9種類のFortusラインの材料オプションから選択)。 シャノンは当初、3Dプリンタ、3Dプロダクションシステム、材料、およびテクノロジーを見込んでStratasysを選択したのかもしれませんが、彼はStratasysチームが「素晴らしく、これは後から追加された大きなプラス要素」であると語っています。Stratasysでシニア・アプリケーション・エンジニアを務めるロブ・ウィンカーは、プロトタイプボードの製作でシャノンをサポートしました。ウィンカーはプロセス全般を視察し、今ではシャノンは、MADEチームにとってウィンカーがなくてはならない存在であるばかりか「家族の一員のような存在」だとしています。 「Stratasysのおかげで、現在まで前進することができました。Stratasysは最初のボードで内部構造を提供してくれました。私たちがエンジニアリングの落とし穴に陥った時には手助けしてくれました。そして彼らは、このプロセス全体にわたって頼りになるパートナーでした。」

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あなたが設計したロボットを、リアルな3Dプリントモデルに

自分でロボットを作ってみたいと夢見たことはありますか?その夢を実現していただくことができます。スタン・ウィンストン・スクールが主催するロボットデザインコンテストへの参加には、まだ間に合います。 ロボット月間の一環として、スタン・ウィンストン・スクールは、今までにない驚きのロボットを作り出せるかどうか、ZBRUSHアーティストや3Dモデル製作者、デザイナーに挑戦の機会を提供しています。最優秀作品は、ロサンゼルスに拠点を置くLegacy Effectsでシステムエンジニアリーダーを務めるジェイソン・ロペス自らが選出し、同社のマルチマテリアル3DプリンタObjet500 Connexで3Dプリントされます。これは、インクレディブル・ハルク、アイアンマン、アバター、パシフィック・リムやその他何本かの大ヒット映画やテレビ番組の制作でLegacy Effectsが使用したシステムと同じです。締切は2013年8月25日です。詳細についてはこちらをご覧ください。 この投稿は、次の言語でもご覧いただけます:フランス語

トム・ディクソンを混乱させる– 新しいデザイン・コンペ

トム・ディクソンは、最も斬新なデザインを探しています。3D印刷された家具デザインが、それです。 ミラノ・ファニチャー・フェアの一環として、国際的なデザイナーが、ディクソンの最新のデザインをリミックスして、驚異的な何かを生み出す作業に挑戦しています。このコンペは、ディクソン、 Dassault Systèmes 、 Sculpteo の共催です。 フェアの訪問客は、Sculpteoが展示した、Stratasysの Mojo Desktop 3D PrinterMojo Desktop 3Dプリンターを間近で見ました。Sculpteoは、Stratasysの 熱溶融樹脂法(FDM) テクノロジーを使用して、Mojoで作成したプロ品質の3D印刷を前面に打ち出しています。 「MOST Salone2013ではテーマを“混乱”に定めているため、このデザイン・ハッキング・コンテストの開催は極めて自然な展開です!オンラインのソーシャル3D経験のおかげで、今日では誰もがデザイナーになれ、創造力を表現できます」と、ディクソンは言います。 元の要素をハッキングして、新しい別種の機能的オブジェクトに変えることを目標に、参加者は複数の新製品のデザイン・ファイルへのアクセスを許可されます。コンテストの目標は、3Dプリンティングが提供する興奮、インスピレーション、創造力をオンライン・デザイナーと共有することです。 課題作品は、ディクソン、Dassault Systèmesの戦略マーケ―ティング担当取締役のフレデリック・ヴァシェ、SculpteoのCEOクレメント・モローが判定します。受賞者のデザインは、SculpteoによりStratasys 3D プリンターで3D印刷され、パリで開催されるMaison & Objetトレードショーで展示され、さらにiPadも授与されます! 参加者は、6月30日までに作品を提出する必要があります。 参加に関する詳細については、ここから コンテストのサイトにアクセスしてください。

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LEDライトショー機能付き3D印刷スピーカー

Autodeskの3人によるエンジニアリングチームが、すばらしい着想で注目を集めました:スタートアップ企業のLumiGeekが製作した3D印刷を利用したオーディオスピーカーは、LEDライトを埋め込んでおり、サウンドの変化に光が反応します。Stratasysのマルチ素材対応Objet Connex500 3Dプリンターを使用して、このアイデアが実現しました。 このスピーカーは視覚的にも美しく、音質が良く、完全に携帯可能です。このスピーカーのベース(スピーカー部品の格納に使用)は、TangoBlackPlusで3D印刷された、強靭で柔軟な ゴムに似た黒い素材でした。LEDライトを内蔵する、「クリスタル」のような部品は、透明な硬質素材であるVeroClearでプリントされており、LumiGeekの音響応答によるLEDライトショーに最適です。このユニークなプロジェクトの詳細は、共同クリエイターであるEvan AthertonによるEngagdetのビデオインタビューでご覧ください。 そして、このWiredのビデオクリップで、3D印刷スピーカーにLEDを合体させる方法が分かります。 また、Athertonは、3D印刷スピーカーに関するプラン(球体などの形状バリエーション)をInstructablesに掲載し、また自身のビデオで制作中のスピーカーについて説明しています。

3D印刷が、射出成形金型を短時間で作成する、偉大な進歩を実現

3D印刷射出成形ツールは、射出成形金型を短時間で作成できるので、3D印刷が従来の製造業にもたらす最も偉大(そして、最も斬新)な技術革新の1つと言っても過言ではないでしょう。 上記のビデオサンプルでは、 デジタルABS素材 (以前はABS状デジタル素材と呼ばれていた)を使用して3D印刷された当社の成形ツールをご紹介いたします。これらの成形ツール(アイスクリームスプーンで6杯分)に、220℃に熱したポリプロピレンが注入されます。 ここで、デジタルABS素材を100回を超える射出ショットで使用して、合計で600本ものスプーンができました – そして、目に見える変形はまったくなしです! この動画の最後に提示した投資利益率の計算は、この3D印刷によるサンプルと、南米の2社の従来型CNC成形ツールの製造業者(アルミやスチールの金型)の実際の金額を比較したものです。私は、北米、欧州または極東でも同程度のコストメリットを想定できると考えています。 この非常に教育的なビデオを製作してくれた、当社のアプリケーションセールスマネージャであるNadav Sellaに心から感謝します!

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音楽が聴ける!3Dプリント・レコード

このストーリーはすぐに成功となりました。 Instructablesのアシスタント・テクニカル・エディターであるAmanda Ghassaei(アマンダ・ギャサエイ)氏は、初めて、3Dプリントした(ほぼ)完璧な12インチのビニール盤のレプリカを3Dプリントしました。 例外的なディティール解像度のためにObjet Connex500で作成されたこのレコードは、プリントされた時点でレコード針によって十分に拾い上げられ、機能するオーディオ溝を備えています。 技術的詳細については、WIREDにNathan Hurst(ネイサン・ハースト)氏によって記載されています。

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モデリングの新世代は3Dプリンティングで実現する

3Dプリンティングは、モデル作成の性質を変えました。 プロセスから使用するマテリアルまで、3Dプリンティングおよびアディティブ・マニュファクチャリングは、ボタンをクリックするだけで、複雑で高精度のスケールモデルをディティールまで再現することを可能にします。

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史上最大!3Dプリントしたレンチ (ビデオ)

先週開催されたEuroMoldでリリースした新型のObjet1000ワイドフォーマット3Dプリンタ を使って、これまでで最大のレンチを作ってみました。 この巨大なレンチに世界中からご興味いただくのはもっともでしょう。